好齢ビジネスとは?

「好齢ビジネス」の名付け親は、好齢ビジネスパートナーズの堀池喜一郎さん。
ご本人から「好齢」と好齢ビジネス」という単語について伺ってきました。

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好齢ビジネスパートナーズ世話人 堀池喜一郎さん

 

── 「好齢」と「好齢ビジネス」について詳しく教えてください

 

「高齢」でなく「好齢」を使う理由

「高齢」ではなく、「好齢」であるのは、シニアが若ものがいいと思うのと同様に、厄介者であったり頑固で昔のことばっかり言っているとかいう普通の高齢者ではなく「齢をとるっていいねとみんなに思われる年寄り」がいてもいいと感じたことから、歳が高い高齢ではなく、好い齢ということから「好齢」という言葉を選びました。

 

 

高齢者の本当の姿は好齢者であるのではないか

昔は、高齢まで生きていることが不思議なこととされていました。いまは医療の発達などで寿命が延び生きていることができるが、本当の姿は好齢者で個性がある人、いわゆる高齢者は個性がなくケアする人だと思います。ようするにただのオジサンではなく、ただならぬオジサンであります。

この考え方に、感覚値で、40%は大賛成、60%は反対。反対派は高齢者は守られるものだという毒された考え方を持っているが、地域に役立った信頼されて生きている状態が高齢者の本当の姿ではないかと考えてます。

 

「好齢ビジネス」とはシニアを元気にさせるビジネス

高齢者は、技術、人脈、お金を持っています。75歳以上の52%は貧困ではありません(貧困の定義は年収124万円以下)。彼らは、みんな溜め込んでいます。そういう人たちを元気にさせるビジネスが好齢ビジネスだと考えます。

ボランティア活動でも役立っていることを評価されてお金を払う状態である有償ボランティアは好齢ビジネスとして捉えています。

 

認知症予防にも効果がある「好齢ビジネス」

ビジネスという定義は、事業のPDCA(※)をまわすことだと考えてますが、高齢者がビジネスをやるメリットとして、頭をまわすことによる認知症の予防にもつながると考えます。

※PDCAとは、企業が行う一連の活動を、それぞれPlan−Do−Check−Action(PDCA)という観点から管理するフレームワークのことを指します。

 

── 堀池さん、ありがとうございました。好齢ビジネス人の方とお会いするときなどの参考にさせていただきます。